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便乗旅行

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「20人ぐらい空席があるから、ハムトゥアンに泳ぎに行かないか?」
小さな会社を経営している第9義弟から、社員旅行に誘われました。
誘われたと言っても実費は負担、これがベトナム流で無料にしてくれたらうれしいんですけどね。
この御仁は欧米風の教育を受けてきたから、公私の区別はきちんとしています。
ちょうどチビも試験休みだし、家内は母親の看病疲れを癒すにもいいかなと参加しました。

出発は義弟の会社からで朝6時、このタイプのバス3台で出かけます。



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国道1号線を北上しますから終点はハノイ、これを左に曲がると高原の避暑地で有名なダラットです。
今はサイゴンも乾季に入って過ごしやすい時期、最高気温も体温越えはありませんから海水浴の方がいいかもと即断。



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この辺りの名物はハンモックカフェ、まだ時間が早いのでお客様はいませんね。
バスが停まれるような駐車場がないのでここはパス、ミニバンだとトイレ休憩でも利用されます。
後の林はゴム園、最近は手入れが十分されているとは言えません。
ゴム相場が下がったのでしょうか。



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ベトナム中南部の名産といえばタンロン(ドラゴンフルーツ)、こちらも最近は相場が崩れて大騒ぎでした。
なんでも中国南部でタンロンの生産が始まって、今まで通りに輸出しようとした業者のトラックが中越国境でストップ。
百台ほどが見通しの付かない通関待ち、そんなテレビニュースも流れていたんです。
3年前でしたか、やっぱり百台余りのトラックが国境で足止めを食らったの産物はスイカでした。
当時は政府が損失補填をしたので収まったようです、今度はまだ結論が出ていません。



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ホテルに到着は11時前、南側の入り口に私たちは使わないようにと指示。
その名の通り、新婚旅行者専用なんです。
確かホテルは貸し切りと聞いていたのに、こちらは別なんですね。



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尖塔が見えるのが新婚車用のホテルで、チャペルで結婚式を執り行う事もできるそうです。
低い仕切りの手前が貸し切ったホテルエリア、義弟は社員の家族も招待していますから子供も何人かいます。
お邪魔しないような仕切り塀は当然でしょうかね。



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これは私たちが追加料金を支払って借りたコテージからの写真、やっぱり見知らぬ社員集団と同じホテルは敬遠したいじゃないですか。
ホテルは4階建て、窓からの景色はそちらの方がいいんでしょうけど。
コテージからはプールも歩いて20秒、照明がないから夜は静かだと思われます。



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そのコテージ、なかなかいい雰囲気ですよね。
義弟一家も同じタイプのコテージ、約30メートルほど離れていますからもちろん静粛は保たれています。
彼の声は大きいし息子は傍若無人なので、これぐらい離れていた方が安眠できそう。



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室内も清潔で禁煙、もちろん家族のいる部屋ではタバコは吸いませんよ。
キングサイズのベッドが二つ、これで追加料金が2泊で200万ドン(1万円)は格安ではないですか。
何よりうれしいのは潮騒を聞きながら眠れそうな事、このホテル近辺には何もありませんから泳ぐ事以外は自分で見つけないといけません。
田舎の遊びは小さな頃に経験しています、でも思い出せるかな。



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ホテルのプライベートビーチ、コテージから歩いてこれも0分。
このあとは昼食、それから何をするかって?
もちろんまずは海水浴でしょう、チビが今年の夏休みにマスターしきれなかったバタフライを教えてやりましょうか。
いや、まず昼寝だわ。

都会の鶏

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まだわが家前の堤防が整備されて間もない頃で、約10年前に撮っておいた写真です。
なぜタイムスタンプがないのか、それはこの頃使っていたPCのハードディスクが壊れてしまったから。
古いわがブログから拾ってくるしかありませんでした、ずいぶん時間がかかったけど。

「これは、闘う鶏ですか?」
お爺さんに訊ねた事がありました。
「そうだよ」
「二羽は仲がよさそうですね、闘鶏なのに」
「これは夫婦(つがい)だからさ」
納得したシーンを思い出します。



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ベンチェー省の遠戚様も闘鶏が大好き、村で一番強いと自慢されていた鶏です。
なんでも縄張り意識が強くて、強い鶏ほど木の高い所でにらみを利かせると聞きました。
確かに毛艶も黒光りするほど、足首も太くて逞しさを感じさせますよね。

私が来た当時は、川向かいで人だかりがすると闘鶏が始まるのをよく目にしました。
特にテト(旧正月)期間中なら多少の賭け事には公安(警察)も目をつぶってくれるとの『暗黙の誤解』なるものがあって、ずいぶん派手に行われていたものでした。
鳥インフルエンザの患者がサイゴンでも発生して、家禽類飼育禁止令が出されてからは公安も目をつぶることがなくなって衰退。
朝早くからの鳴き声はずいぶん少なくなりました、とはいえ、現在も皆無ではありません。



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上半身裸のこの男性は路地中に住んでおられて、近所ではちょっとした顔役。
その理由は書かずにおきます、ただ、長年この地域を担当している公安の大尉さんにも頭を下げない人物とだけしておきましょう。
この記事は鶏に関して、ですからね。

いつも見慣れた光景、2匹飼っている闘鶏を夕方になるとこうして運動させるようになったのは離婚されてからです。
今日が特別なのは外国人観光客がカメラを構えているから、闘鶏が珍しい国ってあるんですかね。
日本はどうだったのでしょう、軍鶏(シャモ)という言葉があるぐらいだから…。



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飼い主の男性は時々『訓練』と称して、二羽の鼻面を…(鶏に鼻づらなんてあったかどうか)向き合わせるようにします。
すると本能なのでしょうね、同じ飼い主で同じ家にいるのに飛びかかってくるのです。
『仲良きことは美しき哉』なんて、武者小路先生のお言葉などは通じないんでしょう。
白い鶏がジャンプして、茶色の鶏にアタックするのが見えますね。
闘鶏の正式な試合では足に刃物を後向けに1本だけ付けて、時間無制限の1本勝負です。
日本では格闘技に人気があるそうでが、ムエタイが盛んなタイだって闘鶏にもずいぶん人気があります。



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いいアングルで写真が撮れたか確認中の観光客、こんな時はデジタルカメラがいいですよね。
フィルムカメラだと、現像してもらうまでどんな写真が撮れたか分かりません。



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ちょっと場所を変えて正面から狙うんでしょうか、この観光客さん。
二羽の色も、取り合わせがいいというか。
きっとテトに開催される地方都市の闘鶏場を見たら驚かれるでしょう、まさに死闘なんですから。
その後にふるまわれる鳥鍋、食べられますかね。



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鶏は朝が早い、そんな事はみなさんご存じのはず。
路地奥と川向かいで、まだ薄暗いうちから鳴き声が聞こえて来るようになりました。
私はよく田舎に行きますからこれは慣れっこ、ただ田舎の鶏はサイゴンのように始終鳴いたりしません。

二羽の内で、白い方の鳥はその『始終鳴く』鶏なのです。
飼い主さんは仕事が休みの朝になると、こうして2時間ほど放置して日光浴させます。
その2時間鳴きっぱなしなのが白い方の鶏、「じゃっしいわい!」と言いたくもなりますよね。
義弟に、もしかしたら鶏は水が欲しいのではないかと聞いた事があります。
「鶏に水を与えるより、飼い主に奥さんを与えたら解決する」



おまけ。
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白いお髭はいいとして、下駄を履いていただいたら画伯の称号を差し上げたい。
あ、画伯はランニングシャツを着ておられましたかね。

白いメディシン

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きっとみなさんのお宅にもあるはず、わがファミリーでも擦り傷からニキビの手当てまで大活躍なんです。
家内は日本から帰るたびに2〜3個は土産に、毎年の事でしたから需要は推して知るべし。
人気爆発とまでは行かなくとも、中国でだって人気の塗り薬だそうです。

第9義妹夫婦が北海道旅行に出掛けるからと、わが家に来て土産の御用聞き。
この夫婦は隔年に日本旅行していて、一昨年は沖縄と周辺の島を周遊して来たんですよ、私もまだ行った事がないのに。

そこでこの塗り薬を頼む事にしました、メモに書いても読み方が難しいというのでラベルを剥がして渡そうと思いました。
よくくっ付いていますね、きれいに剥がれないじゃないですか。
資源回収時に、日本では問題にならないのかな。



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残量はもう3分の1ぐらい、1瓶でファミリーが使うのに約1年ですからあと3ヶ月は大丈夫かな。
ただ、年頃の子供が4人もいるので、急に減少する事がありますからね。
アイスキャンディーのスティックで、ごっそり持って行くのです。



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北海道は地震の後、余震があるかも知れないよと言っておきました。
「日本の建物は大丈夫でしょ、それにベトナムでは味わえない経験ができる」
なのだそうです。

帰ってきたら余震の有無にはまったく触れず、早速お土産を貰いました。
北海道への直行便はないので、往復とも成田空港経由。
到着した時に免税店で有無を確認したそうです、やっぱり中国人にも人気ですからね、この塗り薬。



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私には塗り薬2瓶と、抹茶のチョコレートを買って来てくれました。
これだけあれば2年は大丈夫でしょう、感謝感謝。
最近少しずつでもチョコレートを食べるようになった事、知っていたんですね。



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家内にももちろんお土産を、でも浮かない顔つきで同じ免税店の袋を持ってくるんです。
「荷物になるのが面倒だったのかも、今度は全部成田空港でお土産を買ったみたい」
何を買って来てくれたのかな。



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やっぱり血のつながった姉妹ですね、明太子に化粧品数点がお土産でした。
「これ、四つも」
はい、その四つ。
夫婦で六つ、他の親戚への土産だってメインはこの塗り薬だそうですから、分けてあげる事もないでしょう。

「もうしばらくは日本に行かないつもりなのかな?」
6個もあれが6年以上は大丈夫、誰かから分けてくれと言われない限り、10年ぐらいは持つだろうと思ったから聞きました。
「次は冬に白川郷で雪を楽しむらしいよ、私の(白川郷で撮った)写真をたくさん持って帰った」
だったら、こんなにたくさん買う必要なないだろうに。



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チビには北海道で買ったという缶ジュースを、とっても美味しかったからだそうです。
でも、この会社は大阪東住吉に住む友人宅の近くが本社だったはず、私のいた会社の自動販売機にも入っていました。
ベトナム人にそんな細かい事を言っても仕方がないけど、チビにも塗り薬1瓶…。
これでわが家の勢力図が読めるような気がします、4対2対1ですか。

タイトルはこの塗り薬のわがファミリー独特の通り名、チビが小さい頃にそう教えたのが始まり。
今では家内もファミリーも、白いメディシンと日本語と英語のチャンポンでそう呼びます。



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中央からごそっと救って使うのがチビ、私と家内は周囲から順に使いますからすぐに分かるのです。
実におおらかではありませんか、この使い方。
笑いをこらえながらの観察、チューブ入り歯磨きはお尻の方から押して出しなさいと教えた事があるけど、これは放置。

塗り薬の保管方法に『冷暗所』とだけで温度指定はありません、これは海外向けでなく日本国内だけですよね。
熱帯では冷蔵庫保管、ぼちぼち世界を相手に考える時期ではありませんかね。

緑VS赤

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いつものベトジョーさんから記事と写真を拝借。

『インドネシアの配車サービス大手ゴジェック(Go-Jek)がホーチミン市内で試験展開中の配車アプリ「Go-Viet(ゴーベト)」は、破格の運賃で続々と利用客を獲得している。ゴーベトでは乗車距離8km未満を一律わずか5000VND(約24円)に設定している。運賃が6000VND(約29円)で「安い」とされてきた路線バスを下回る価格だ。

 乗車距離が8km未満の場合に利用客が支払う額は5000VNDだが、ゴーベトは乗車距離に関係なく賃走1回につき2万5000VND(約120円)を報酬としてドライバーに支払う。つまり、8km未満の賃走1回の売上は3万VND(144円)になり、ドライバーとしては近距離乗車の利用客を多く乗せるほど利益が大きい計算になる。

 ゴーベトの登録ドライバーには、シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(Grab)や先頃グラブに買収されたタクシー配車・予約サービスを展開する米ウーバー(Uber)など、バイクタクシー配車・予約各社を渡り歩き、ゴーベトに行きついた人も多い。

 ゴーベトのドライバーによれば、8km未満が一律5000VNDであることを知らずに乗車した客があまりの安さに詐欺を疑うこともあるという。また、客の中には7.9km乗車するごとに同社の別のバイクに乗り換えて長距離を移動する人もいるそうだ。』

これは8月15日の記事、世界に冠たるウーバーを買収して意気上がるグラブバイクに挑んできたインドネシア系企業、まずは大きなジャブから戦いが始まりました。
グラブとウーバーのシェア争いはやはり価格競争で始まりました、誰もが資金力で勝るウーバーが圧倒するだろうと思っていたのに、グラブが東南アジアの事業を買収して決着。
これは意外でしたね、でも今度はシンガポール系とインドネシア系の企業がぶつかり合う事になりました。



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これもベトジョーさんから、写真も。
『8月からホーチミン市内の12の区でバイクタクシー配車アプリ「Go-Viet(ゴーベト)」のサービスを開始したインドネシアの配車サービス大手ゴジェック(Go-Jek)は、1か月足らずで早くも同市におけるバイクタクシー配車サービス市場シェアの15%を獲得したことを明らかにした。

 ゴーベトでは乗車距離8km未満を一律5000VND(約24円)に設定し、破格の運賃で続々と利用客を獲得している。ゴジェックは9月にハノイ市で同サービスを開始するほか、9月中にもタクシー配車サービス「Go-Car(ゴーカー)」の提供を開始する計画だ。

 ゴーベトの参入を受けて、バイクタクシー配車サービス「グラブバイク(GrabBike)」を展開するグラブ社(Grab)は値下げキャンペーンを実施している。』

例えば、ですよ。
わが家からサイゴンセンターの高島屋までの料金が、今まで3万6千ドン(¥180)と表示されていた記憶があるのに、今朝グラブバイクのアプリで確認したら1万9千ドン(¥95)になっているんです。
タクシーだとセダンタイプの4客乗りで8万ドン(¥400)近くかかりましたから、距離にして、4キロ弱ぐらいでしょうか。
渋滞の中をすり抜けてゆくバイクには、それなりのメリットはあるのには間違いありません。
もっともタクシーだって日本の事を思えば格安だから、利用しない手はありませんよね。



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初めてわが家から確認できた『赤』バイク、9月29日の事でした。
赤いヘルメットはサイゴンでならよく見かけるけれど、ジャンパーとのセットなら目立つと思います。

四輪車に関しては、現在ベトナム政府が配車サービスのグラブと大手タクシー会社のビナサンタクシーとの公聴会を継続して開催しています。
私は四輪については全く分かりません、車自体が普通の自家用車か配車サービスの車か見分けが付かないからです。
タクシーなら目立つような屋根の『アンドン』があるし、自社の電話番号を大書していますから目立つんですけどね。

ただ、いつからなんでしょう。
『ライドシェア』なんて耳あたりのいい言葉から、『配車サービス』とメディアが急に呼び方を変えたのは。



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話をバイクタクシーに戻します。
世界的な運営をしていたウーバーと、それに挑戦する形となったグラブでは、価格競争以外にもいろんな軋轢がありました。
客の取り合いから集団で殴り合う事件が起きたり、フェイスブックで互いを罵り合ったりする事もあったそうです。
グラブがウーバーに買収されて、ウーバーのバイクタクシードライバーがすべてグラブに移行したのは表面上だけ。
水色のウーバーカラーから緑色のグラブカラーに着替えるのを拒否したドライバーも多くいたと聞きました。
そんな人たちにうってつけのゴーベト登場でした。

このゴーベトバイクをご覧ください、前に引っ掛けた客用ヘルメットが水色のウーバーじゃないですか。



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前述の高島屋まで行く料金を調べた時に、表示された500メートル以内の空きバイクです。
9台確認できますね、サイゴン市内での総計はどれぐらいになるのでしょう。
今日だって『最初の乗車は5割引き、二度目は3割引き』なんてショートメールが入っていたし。

『配車アプリ』の会社はあくまで仲介をするだけ、ドライバーは個人事業主としての契約なので社会保障もないしバイクや車だって個人の物。
その上ガソリンやオイル、車・バイクの修理代まですべて個人負担なのです。
四輪ならタクシーは会社が一括購入した車が当然、その数量だって当然規制がかかります。
『配車アプリ』って美味しい管理業務ですね、まだ法規制のない業種に許可を出す政府にも大いに問題があるでしょう。



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市内からの帰りに撮った写真、この中に何人のグラブドライバーがいるでしょう。
左の道路を走るバイクを拡大して確認したら、何と全部で9台。
『バイクタクシー配車アプリ』の現状シェアは、私の感覚でグラブが8に対してゴーベトが2ぐらい、昔からいる一匹狼のバイクタクシーもまだ健在なんです。



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昔ながらのバイクタクシー、その一人がLiem(リエム)です。
彼に言わせれば『奴らはプロじゃない』そうです、なにせグーグルの地図が頼りで運転も褒められたものじゃない…と。
私もまったく同意、もともとの『バイク・シェアリング』なら仕方ないでしょうけど、今はこれが本業になっているんですから。
Liemの根城はチョー(市場)なので、売り上げにはほとんど影響がないそうです。
「でも、Sがグラブに入ったぞ」
Sとは私にLiemの4倍も料金を吹っ掛けて来たバイクタクシー、Liemとほぼ同じ場所が縄張りのドライバー。
「Sも、外国人料金が取れなくなって残念だね。今度グラブで呼び出してやろうか?」
「お前、グラブのアプリを入れてるのか?!」
「………」



おまけ。
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このくそ暑い夜の12時から朝の6時まで停電、それも2夜連続。
電源公社のホームページにはちゃんと記載されています、でも2日間となるとさすがに寝不足です。
地震も台風もないサイゴンでも、『設備更新のため』と書かれていたら辛抱するしかないんでしょうね。

やっとワニ釣り

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公園と見間違いそうでしょう、でもここは公園ではなく宗教施設跡なんです。
2003年版『地球の歩き方』から引用しましょう。

『ミトーから船で約20分。フーン(Phung)島に遊園地のような奇妙な造形物が見えてくる。椰子の実だけを食べて生活していた椰子教団の寺(?)だ。教祖ダオズア(本名グエン・タン・ナム)は1909年、フックタン(現ベンチェー省)で生まれ、1928〜35年までフランスに留。その後帰国し、仏教とキリスト教、イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教を融合した宗教を確立、ここに小さな教団の生活共同体作った。ダオズアは、当時の南ベトナム政府によって何度も投獄されながら活動を続けたが、1990年に死亡し、教団は解散させられた。
9つの塔は9本の支流があるメコン川を表している。また後部に建てられている2つは橋で結ばれているが、その下にはハノイとサイゴン(現ホーチミン市)の文字があり、南北ベトナムの統一を象徴している』

文中の『カオダイ教』『ホアハオ教』はいずれも坑フランス戦争時に興隆した新興宗教、今でも数100万と自称する信者がいます。
また教祖名ダオズアの『ズア』は椰子の実の北部語読み、南部では『ユア』と発音します。



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9本の柱それぞれに龍が巻き付いてクーロン(九龍:メコン川の別名)なんて、とっても分かりやすいモニュメントですね。
私たちは正面の食堂で昼ごはん、食事を含めた約1時間半の休憩で食べたあとは自由行動。
早く食べて目的地に行かなければ。



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デルタの食事はどこもよく似ているのが基本、料理法や付けダレなどの工夫を楽しめばいいでしょう。
ただ今回は搗き立てのお餅を、大量のヤシ油で大きく膨らませる『ジャイアントボール』はありませんでした。
生春巻きかと思ったら揚春巻、ヤシ油で揚げると香ばしくてきつね色になります。
これはどんな油を使っているんでしょうか、もしかしたらサラダ油かな。



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お馴染み、象耳魚のフライです。
このレストランでは頭を外してありました、これは珍しいんですよ。
白身で淡泊な味の川魚で、お隣のカンボジアでは見かけませんから気水魚でしょうか。



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ワニの養殖場へ行く道、また見つけましたよ子だくさんのバナナ。
こんなに小さなバナナに巨大な蕾、その上に数段黄色が見えるのが花です。
花が萎れるとバナナの実に、ただしこれは食用ではなくお酢の原料になる種類だそうです。



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食事の缶ビールも3本だけにして、一人でやって来たんです、ワニ釣り。
鶏肉の餌が小さくなった上に、約6割アップの5千ドン(¥25)に値上げされていました。

ベトナム人にはあまり人気のない場所、楽しんでいるのはほとんどが白人の観光客なのも不思議ですね。
深さが約3メートルの、本来は養殖池で見て楽しむだけだったんです。
それがいつの間にかワニ釣りで、当時はベトナム人も多かったのに飽きられたのでしょうか。



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私はこちらの日向ぼっこしているワニと遊びましょうか、こんなに濁っていてもワニは水中から餌に飛びついてきます。
こちらなら動きが見えるから、ただ食いされずに長く遊べそうですからね。
職員さんに鶏肉を付けてもらって5千ドン(¥25)払おうとしたら、細かいお金がない。
黙って5万ドン札を渡しておつりを待っていたら、バケツにあと9回分の餌を入れて持って来ました。
まあ、いいか。



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あら?せっかく遊んでやろうと思ったのに、池ポチャして帰るんですか。
いっぱい餌を持って来てくれた職員さんが、竿の先に付けた餌をブラブラと見せるように指示してくれました。
ワニは水中からでも見えるそうです、こんなに濁っているのに。



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さすが年季の入ってそうな職員さんの指示ですね、さっきのワニがUターンするだけではなく他のワニまでも来ましたよ。
竿は1本に餌は一つ、さてそんな作戦で遊びましょうか。
まず戻ってきたワニの背中に餌を乗せてみました、この位置ではワンコだって無理でしょう。
ワニはじっとしたまま、あのゴツゴツした皮革ですから気付かないかな。
池の中から仲間がやって来ました、こいつに取られるかも知れない。
そう思って竿を持ち上げた瞬間にパクッ、体をひねって食べられてしまいました。
写真にも撮れない鮮やかな早業、職員さんは笑いながら次の餌を準備。



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私がワニ釣りに執着しているのは、実を言うとささやかな目的があったのです。
何度もワニはこうした施設では見た事があるのに、ワニに舌があるのかどうかを知らずにいました。
ワニ肉の料理に関しては、プロ野球の外国人選手が大好きで…という話はずいぶん昔に聞いた事があります。
今度はきっとワニの舌を撮ってやろう、それには餌を前にぶら下げるのが一番。
そう思っていろんな工夫をしてみたけど、奴らが口を開けるのはほんの一瞬なのです。
5万ドン分、バケツに入った餌は全部取られても、体を動かす予兆など全く分かりませんからね。

かくして今回も目的は達成ならず、職員さんの笑顔だけが印象に残りました。
蛇足です、その職員さんに聞いたんですけど、ワニの舌っておいしいそうですよ。

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